
この記事でAWSでRDSを使用しており、EC2からアクセスしようと思ったらユーザ名もパスワードも分からず接続できなくなってしまった方に向けて確認方法を解説します。
私も久しぶりに学習用のインスタンスを開こうと思ったら忘れてしまい「やってしまった。。。」と焦ったのですが、この記事で紹介する方法でびっくりするほど簡単にユーザ名とパスワードの確認ができました。
目次
EC2からRDSへ接続する手順

そもそもRDSへの接続方法を忘れてしまった方に向けてRDSに接続する方法を簡単におさらいします。
RDSへの接続は以下の流れで行います。
ポイント
- RDSのセキュリティグループでポート3306をEC2インスタンスに向けて開放する
- TeraTermからEC2インスタンスにSSH接続する
- TeraTerm上でRDSのエンドポイントを指定したmysqlコマンドを入力する
- パスワードを入力してログイン完了
もちろんEC2インスタンスにmysqlがインストールされていることが前提です。mysqlがサーバにインストールされているかは以下のコマンドをTeraTermに入力することで確認できます。
mysqld --version
インストールされていれば画像のようにバージョンが表示されるはずです。

接続方法については記事の一番最後の「接続確認」で紹介しますね!
RDSのユーザ名の確認方法
それではユーザー名の確認手順を紹介します。
AWSにログインし、上の検索バーで「RDS」と検索後左のメニューの「データベース」を押してください。作成したRDSが表示されるので、青い文字列をクリックします。
以下のような画面が表示されたかと思います。赤枠の「設定」を押してください。
以下のようなRDSの詳細を確認できるページになります。赤枠の「マスターユーザー名」の部分にユーザー名が記載されています。

さて、次はパスワードの確認方法です。
RDSのパスワードの確認方法
パスワードの確認方法ですが、こちらも意外と簡単です。ただしパスワードは以前登録したものを確認するのではなく、新しく登録することになります。
ユーザ名確認方法の一つ目の画像の位置(AWSログイン→RDS→データベース)からスタートします。まずは、接続したいRDSにチェックを入れ、赤枠の「変更」を押してください。
「変更」を押すと以下のような画面になります。赤枠の「新しいマスターパスワード」に設定したいパスワードを入力するだけです!一つ下で確認用にもう一回入力します。
最後に注意ポイントがあるのでまだ気を抜かないでくださいね。
パスワードを入力したら一番下までスクロールしましょう。赤枠の「続行」を押します。
次が注意です。必ず「すぐに適用」にチェックを入れて「DBインスタンスを変更」を押してください。

その場合もう一度同じ手順でパスワードを入力し、「すぐに適用」を押してもらえれば大丈夫です!
画面上部にこのような通知が表示されれば成功です。
接続確認
それではユーザ名とパスワードが分かったところで、RDSへの接続を確認しましょう。
セキュリティグループのポート3306をEC2インスタンスに開放する
RDSのユーザ名の確認方法の一つ目の画像の場面(AWSログイン→RDS→データベース→青字のRDSインスタンス名をクリック)からスタートします。
「接続とセキュリティ」の項目に赤枠の「VPCセキュリティグループ」がありますので、青字のリンクをクリックしてください。
次に画面下の方の「インバウンドルール」を選択し、「インバウンドルールを編集」を押します。
ここではRDSへのアクセス権限を定義します。矢印に沿ってEC2インスタンスからアクセスできるように設定していきましょう。「ルールを追加」→「MYSQL/Aurora」を選択、「カスタム」の右の検索バーを押し、EC2インスタンスに付けているセキュリティグループを探して下さい。
画像の場合「launch-wizard-1」というセキュリティグループがRDSに接続したいEC2インスタンスにアタッチされていることになります。見つけられたら「ルールを保存」を押してください。
これでEC2からMySQLを使ってRDSにアクセスできるようになりました。
TeraTermからEC2インスタンスにSSH接続する。
EC2インスタンスの「パブリックIPv4アドレス」をコピーしTeraTermからサーバへ接続します。この手順は以下の記事に詳しく書いてあるので省略します。
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MySQLのコマンドを入力してRDSへ接続する
TeraTermでEC2インスタンスへの接続が完了したところから始めます。
以下のコードをTeraTermの画面に入力することでRDSへアクセスできます。ユーザー名の確認の仕方はこの記事で紹介しましたね。
mysql -h ★RDSのエンドポイント★ -P 3306 -u ★ユーザー名★ -p
エンドポイントの確認方法は以下になります。
セキュリティグループを確認する時に開いた画面から確認できます。AWSログイン→RDS→データベース→青字のRDSインスタンス名をクリックで以下のページになります。
このエンドポイントをまるまるコピーして上で記載した「★RDSのエンドポイント★」のところに当てはめてください。
ユーザ名とエンドポイントを当てはめた先ほどのコマンドを右クリックで貼り付けると、以下のように「Enter password:」と表示されます。そのままパスワードを入力してEnterキーを押してください。
パスワードは入力しても表示されませんがそういう仕様です。
このような画面になれば無事成功です!
「access denied」などが表示された場合はセキュリティグループに問題がある可能性があります。再度EC2インスタンスからの接続が許可されているか確認してみてください。
これでいつユーザ名とパスワードを忘れても再度RDSへ接続できるようになりましたね!
お疲れさまでした。
当ブログでは初心者に向けて主にAWSを使ったさまざまな手順を解説しているので、良かったら他の記事も読んでみてください。
ありがとうございました!
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